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第33回埼玉県学童保育連絡協議会総会報告(1/3)

第33回埼玉県学童保育連絡協議会総会報告

全国に誇る県施策、「運営基準」に続いて「指導員認証制度」づくりに着手。正念場の年に専従複数体制実現へ!

第33回埼玉県学童保育連絡協議会総会開催

議事進行の概要

第33回埼玉県学童保育連絡協議会総会が5月28日、さいたま市内で開催され、34市町村から約150人の保護者と指導員が参加しました。

会長「県コバトンプラン推進」に県連協も協力

冒頭、薄井俊二会長が以下のようにあいさつしました。

「学童保育は急増しているものの、大規模化が進展。「運営基準」(埼玉県放課後児童クラブ運営基準)に言う適正規模40人以上が3分の2を占めていて大きな課題となっている。また、「運営基準」にいう児童1.65u以上確保されている学童保育は65%に止まっている。指導員の雇用・労働条件の改善や障害児の受け入れも大きな課題。障害児学童保育の改善も急務。

今年度の課題として、

  1. 私たちも参画して策定した『県子育て応援行動計画=子育てコバトンプラン』の推進に協力していく
  2. 様々な運営主体が参入する『指定管理者制度』に対して、応えられる組織と運動の整備を進めていく
  3. 『運営基準活用促進事業』補助等を活用して『運営基準』を実現できるよう進めていく
  4.  県は、『運営基準』に続いて『指導員研修カリキュラムと認証制度』づくりをスタートさせる。一緒によりよいものとしていく。

我が子達のために学童保育のきちんとした制度確立を進めたい。県行政、議会、関係団体と一緒に運動を進めていきたい」

上田知事あいさつ「放課後児童クラブはますます必要」

続いて、知事、県議会議長、県議、保育問題協議会から来賓のごあいさつをいただきました。

上田清司知事はあいさつの中で、「コバトンプランにおいても『放課後児童クラブの充実』を重点施策に位置づけ、さらなる設置の促進や保育の質の向上を図るとともに、全国に先駆けて策定した『放課後児童クラブ運営基準』の活用促進を図るなど、様々な事業に積極的に取り組んでいる」「少子高齢化が進む中、放課後児童クラブは、子育てと仕事の両立、児童の健全育成の観点から、その必要性がますます高まっていくものと考えます」と述べました。

総会の議事進行の概要

議事にうつり、04度の活動のまとめ、会計決算が提案され、2本の質疑の後、原案が拍手で採択されました。続いて、05年度の方針と予算案を提案しました(※詳しくは『議案書ダイジェスト版』参照 )。全体として9本の質問・発言があり、全議案が拍手で採択されました。

まとめとして薄井会長が、「今年は正念場の1つの年。『お父さんがあのとき頑張らなかったからこんなことになったのよ』と我が子達に言われないように頑張りたい」と述べました。

来賓、祝電・メッセージ(順不同、敬称略)

◆来賓

○県知事=上田清司様代理・福祉部長=大津晄/こども家庭課副課長=安藤哲 ○公明党県議=蒲生徳明/日本共産党県議=山岸昭子/民主党県議=山川百合子 ○県保育問題協議会会長=秋枝ゆう児/埼玉母親大会連絡会会長=平澤洸/県私立保育園連盟副会長=新島一彦/障害者の生活と権利を守る県民連絡協議会副会長=国松公造/きょうされん埼玉支部事務局長=石田恵子/県学童保育指導員労組副執行委員長=松阪朋子

◆祝電・メッセージ

○県議会議長=蓮見昭一 ○自由民主党議員県議団団長=秋谷昭治/県議会地方主権の会 ○上尾市長=新井弘治/坂戸市長=伊利仁/草加市長=木下博信/三郷市長=美田長彦/北本市長=石津賢治/幸手市長=町田英夫/川越市長=舟橋功一 ○新日本婦人の会県本部会長=加藤ユリ/埼玉自治体問題研究所理事長=横尾邦夫/日本機関紙協会県本部 ○自治労連県本部中央執行委員長=山口正則/自治労県本部中央執行委員長=浪江福治/県高等学校教職員組合中央執行委員長=米浦正/県教職員組合中央執行委員長=浅井勉/県職員組合執行委員長=山口正則/県労働組合連合会議長=原冨悟

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