埼玉の学童保育  
埼玉県学童保育連絡協議会
北部ブロック

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2004年度ブロック活動総括

はじめに  北部ブロックは、熊谷市・深谷市・本庄市・秩父市を中心とした市町からなる、埼玉県北部の田園地帯に広がる地域です。県連協の他のブロックと大きく異なる点は、農村地帯が主となっているため、比較的保守的な空気が強く、学童保育に対する認知度が行政側にも住民側にもまだまだ低いという感じがしています。またエリアが広いことから、一箇所に集まっての会議の参加も負担が大きく、前述したように農村地帯のため、会場への道程も暗がりが多い(狸やイタチが出没?!)等悪条件が重なり、参加者がどうしても少なくなる原因にもなっていると思われます。

活動内容  会議は毎月の開催が困難になり、一昨年から奇数月の第2金曜日午後8時から10時(時間内に終わった記憶なし!)を基本とし、深谷市・川本町の2ヶ所のクラブを交互に会場としています。会議の内容は、最初に国、県の動きについて、県連協の運営委員から報告し、その後各学童クラブから状況報告や問題提起をいただき、当面する課題等について意見交換をしています。しかし隔月開催のため当然のことながら、情報が古くなったり対応が後手後手になる等の問題が生じています。また学習会開催の打合せ時間も十分にとれず、中途半端なままの開催を余儀なくされています。

学習会  1月30日美里町「遺跡の森」ホールにて開催いたしました。昨年から参加者の負担を考えて、半日のみの日程とし、昨年は分科会形式だったことから、今年は講演会形式とし、家庭教育カウンセラー・内田玲子氏を招いて「親と子の愛のキャッチボール」と題した講演会を開催いたしました。しかし、活動内容でも触れたように、講師の選定や日程の調整(県連協研修会との被り)、会場の確保等に要する打合せ不足により、500人のホールに参加者104人(保護者43人、指導員55人、その他6人)で、空席が目立つ状況になってしまいました。この学習会は、ブロック内の保護者・指導員が集まり交流を深めることのできる唯一の場であるにも拘らず、特に父母の参加者が少ないことは、今後のブロックの存在意義にも関わることであり、きちんと反省をした上で、今年度に活かしていかなければなりません。

おわりに  ブロック内には2005年度に、4つ(熊谷市、深谷市、本庄市、秩父市)の枠組みの市町合併と、1つの町村合併が予定されています。(秩父市は4月1日に既に1市・1町・2村で合併)合併前のこれらの自治体における学童保育の施策については、各々で大きな隔たりがあり、合併後において全ての自治体で、高いレベルへの調整が行われる保障はありません。埼玉県は学童保育の先進県ではありますが、北部ブロックに限っては必ずしもそうではありません。自らの学習・運動を怠っていては前進はありません。アンテナを高くし視野を広げるためにも、地理的ハンディを乗り越えて、県連協主催の学習会や研修会等に積極的に参加し、保護者・指導員が一体となったブロック活動を展開していくことが、今後益々重要になってくると思われます。

(第33回埼玉県学童保育連絡協議会総会資料より)