埼玉の学童保育 埼玉県学童保育連絡協議会

指定管理者制度

指定管理者制度

「指定管理者制度」とは、2003年6月の地方自治法「改正」によって生じた制度で、法人その他の団体で、当該自治体の指定を受けたもの(指定管理者)が、公的な施設の管理を委託されることができるというものです。これまで、社会福祉協議会など公的団体に限られてきた「管理委託」先を、株式会社などにも「門戸開放」したものです。社会福祉協議会等への委託で行われてきた公立委託地域では、06年9月までに「指定管理者制度を導入する」か「直営方式」に戻すかの選択を迫られることになります。
その結果、事業の委託先が変更される、そこで働く指導員にとっては職が奪われる事態が考えられます。改めて、現在の事業内容(保育内容)が問われることにもなり、保護者と指導員がどう連携できるかも問題となります。
3月6日(日)の県学童保育実践交流会で分科会が設けられます。

地域の状況

草加市
20学童保育のうち12民間学童保育と指定管理者制度による新設2カ所、計14学童保育が「NPO法人・草加元気っ子クラブ」に一括委託された。予算も倍化し、指導員の賃金も下がらず、保育料も下がる形で実現できた。新設2カ所は、元公立学童保育の父母たちで、父母会活動がどうできるか心配だったが、元気に活動できている。「指導員と一緒に子育てができるようになってよかった」という声も。
何故、NPO委託が実現できたか。議会と市長の理解があってのこと。私たちがやっていることをアピールしていく活動が実った。今後も「プレスリリース」等、広報等をとりくんでいきたい。(2004年度県連協総会での発言「NPO法人・草加元気っ子クブ」から)
和光市
クラブの大規模化にともない、2004年の10月に新しく9カ所目の学童クラブが開設されました。この新設学童保育から指定管理者制度に対応するため、2004年6月議会で「和光市保育クラブ設置及び管理条例」が可決・制定されました。(→ 条例施行規則
その後、指定管理者を公募し選定作業に入り、2004年8月下旬、エヌ・アイ・サービス株式会社が選定されました。
選考の経過等はこちらをご覧ください。→ 下新倉保育クラブ指定管理者募集(和光市ホームページ内))
また、遅くても2006年4月までには現在8カ所の学童クラブを運営している社会福祉協議会から、指定管理者制度にもとづく新しい委託先に管理・運営が移行することになります。

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