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第33回埼玉県学童保育連絡協議会総会
会長「県コバトンプラン推進」に県連協も協力 冒頭、薄井俊二会長が以下のようにあいさつしました。 「学童保育は急増しているものの、大規模化が進展。「運営基準」(埼玉県放課後児童クラブ運営基準)に言う適正規模40人以上が3分の2を占めていて大きな課題となっている。また、「運営基準」にいう児童1.65u以上確保されている学童保育は65%に止まっている。指導員の雇用・労働条件の改善や障害児の受け入れも大きな課題。障害児学童保育の改善も急務。 今年度の課題として、@私たちも参画して策定した『県子育て応援行動計画=子育てコバトンプラン』の推進に協力していく A様々な運営主体が参入する『指定管理者制度』に対して、応えられる組織と運動の整備を進めていく B『運営基準活用促進事業』補助等を活用して『運営基準』を実現できるよう進めていく C 県は、『運営基準』に続いて『指導員研修カリキュラムと認証制度』づくりをスタートさせる。一緒によりよいものとしていく。 我が子達のために学童保育のきちんとした制度確立を進めたい。県行政、議会、関係団体と一緒に運動を進めていきたい」 上田知事あいさつ「放課後児童クラブはますます必要」 続いて、知事、県議会議長、県議、保育問題協議会から来賓のごあいさつをいただきました。 上田清司知事はあいさつの中で、「コバトンプランにおいても『放課後児童クラブの充実』を重点施策に位置づけ、さらなる設置の促進や保育の質の向上を図るとともに、全国に先駆けて策定した『放課後児童クラブ運営基準』の活用促進を図るなど、様々な事業に積極的に取り組んでいる」「少子高齢化が進む中、放課後児童クラブは、子育てと仕事の両立、児童の健全育成の観点から、その必要性がますます高まっていくものと考えます」と述べました。 総会議事の概要 議事にうつり、04度の活動のまとめ、会計決算が提案され、2本の質疑の後、原案が拍手で採択されました。続いて、05年度の方針と予算案を提案しました(※詳しくは『議案書ダイジェスト版』参照 ・・・後報)。全体として9本の質問・発言があり、全議案が拍手で採択されました。
まとめとして薄井会長が、「今年は正念場の1つの年。『お父さんがあのとき頑張らなかったからこんなことになったのよ』と我が子達に言われないように頑張りたい」と述べました。 * 意見、質問と回答 * 研修会の参加者減はしっかり総括を 草加市両新田児童クラブ・指導員 研修会の参加者減の要因について、父母の参加者減のためと言われたが、それだけでなく、学童保育数増に伴って指導員数が増えているにも関わらず参加者が減っている。このこともしっかり総括するべき。 専従複数化のスケジュール、会費値上げについての意見と質問 新座市学童保育の会・保護者 専従複数化の提案について、スケジュールでは、来年の総会で承認するということだが、新しい専従の方に4月から仕事してもらうなら2月に決定をしたほうが良いのではないか?また、会費値上げについてもう少し詳しい内容を教えて欲しい。
□回答 薄井会長 専従複数化に賛成だが、方向性の早期提示を 川越市学童保育の会・保護者 専従職員の仕事加重となっており、専従復数化については基本的に賛成。財政予測を見ると、基金からの繰入を見込んですかるが、それは除いて試算していただいたほうが良いのではないか。また、どれくらいの値上げになるのか早めに方向を出していただきたい。
□回答 薄井会長 * 参加者からの発言 * 大規模問題は保育の質に関わる大問題。方針に明記を 草加市両新田児童クラブ・指導員 草加でも大規模化1教室80人児童のいる実態あり、苦渋の選択で定員制をしいた。60〜70人もの人数では、「家庭に変わり人一人の子どの気持ちを受け止めて子どもを真ん中にして親と一緒に育てていく」学童保育の役割はたせるか疑問。施設が大きくなって指導員を増やせばよいわけでない。大規模化は課題としては明記されているが、方針が明確でない。保育の質に関わる問題。大規模化が進むと「全児童対策事業」と変わらない保育内容になってしまい、今までの埼玉がつくってきたものが無駄になってしまう。草加では施設も場所も不十分の中で2クラス制を検討した。2クラス制にして施設増やせば、指導員複数では足りない。今後に向けて検討して下さい。
□回答 薄井会長 新しい専従職員は新人を育てる形でも… 富士見市ほごしゃ会連合会・保護者 専従複数化に当たって新しい専従職員は、指導員で10年目等の“即戦力”と例示されましたが、一般企業では職員は一から育てるもの。一年目の人だと100万円の経費が違ってくる。どう考えるか。
□回答 薄井会長 「保育指針」は保育を見直し実践の向上に役立つ 飯能市原市場学童保育所・指導員 飯能市は昨年4月から6ヶ所の統一運営となった。その際に、指導員会が中心となり「保育指針」を作った。「市内のどの学童保育に預けても保障されるべき内容のガイドライン作りを」の思いでやってきた。学童保育の数が増え続、市内に公立学童保育ができるとか、近隣地域で「全児童対策事業」が進む等学童保育が質的転換期を迎えるなかで、指導員が自身の仕事を整理する必要に迫られた。指導員の「指針」に対するイメージも違い、論議は大変だった。実践を語りながら、自分たちが大事にしてきたことを形にし、保護者の意見をもらいながら作ってきた。作るなかで自分たちの仕事の見直しになり原点に返ることできた。新人も保育につまづいたとき「指針」を見て実践を振り返ることができた。「指針」があることで「実践と指針が離れているね」というような議論もできるようになってきた。 加盟増のためのはたらきかけは? さいたま市太陽の子・保護者 会計監査報告の収入についての説明で「会費収入が減少している」とあるが、加盟学童保育の増減についてお聞きしたい。公立化になることと脱会はイコールではないとは思うが、新規学童保育の加盟のお誘いと公立公営学童保育へのはたらきかけはどうなっているの?
□回答 薄井会長 行政、議会と学童保育の今後についての合意づくりを 草加市NPO法人元気っ子クラブ・保護者 「指定管理者制度」や「三位一体」改革で補助金が減らされるなど情勢は大変だが、補助金減が想定された際に、県職員がすぐに厚生労働省に抗議に赴くなど、今は国の政治をまともに実施していると地方自治はろくなことにならないことを示している。私たちの闘い如何にかかっている。「指定管理者制度」はろくな制度ではないが、草加市では、ストレートには改悪が来ないように頑張った。行政と議会全会派と「学童保育どうするか」の合意つくりが大事。 市が全学童保育一括委託化を提案。今年は勝負の年 上尾市学童保育連絡協議会・保護者 市連協として加盟19クラブについて運営を統一化するべく、98年に人件費をプールするなどして指導員の給与を統一した。03年度には連協内に「統一化プロジェクトチーム」を作り議論を進めてきたが。その途中で、市の側から1ヶ所のみの公設公営化方針が突如出されたが、連協としては、1ヶ所のみの公営化については反対して、この動きを断念させた。現在、市は、「連協加盟19と未加盟1の全学童保育を対象とした法人格を持つ団体へ事業運営を一括委託をしてもよい」という話を持ちかけてきている。今後、上尾市と20ヶ所の保護者会・指導員・市連協の4者で話し合っていくことになっている。20ヶ所が統一してNPO法人を立ち上げて、「私たちの学童保育像」を持って話し合いをしていくことが重要。 来賓、祝電・メッセージ(順不同、敬称略) ◆来賓
◆祝電・メッセージ 県連協も05年度がスタート。県連協専従複数化、会費見直しの論議を地域にお願いしていきます2005年6月10日 埼玉県学童保育連絡協議会
埼玉県学童保育連絡協議会総会、研究集会が無事、盛況のうちに終わりました。総会には、上田知事(代理)、県会議員、関係諸団体の方々が出席し、多くの市町村の首長から祝電・メッセージが届きました(※詳しい内容は後日、全世帯配布のニュースにてお知らせします)。 第33回県連協総会が開かれました去る5月28日(土)、午後6時より埼玉教育会館(さいたま市)において第33回埼玉県学童保育連絡協議会総会が開かれました。 詳細は、後日お伝えします。
◆ 第33回県連協総会に当たって 第33回県連協総会に当たって(第33回埼玉県学童保育連絡協議会総会議案書より)
「運営基準」に続いて「指導員研修カリキュラムと認証制度」づくりへ!
2005年度年間予定(第33回埼玉県学童保育連絡協議会総会議案書より) ○代表委員会 *地域連協等・学童保育から代表の参加をお願いします ○県との予算の話し合い *地域連協等・学童保育から代表の参加をお願いします ○研修会・学習会・交流会 総会議案書もくじ●pdfファイルをご覧いただくにはAdobe Reader(無料)が必要です。 もくじ (PDFファイル:12.0KB) |
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