埼玉の学童保育  
埼玉県学童保育連絡協議会
東武東上沿線ブロック

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2004年度ブロック活動総括

定例活動
  毎月第3水曜日、沿線の中ほどにあたる川越市を会場として、保護者、指導員、専従事務局員とが情報交換と交流を行ってきました。従来からのベテランの面々に加え、親が学童指導員で自身も学童に通っていた「第二世代」のフレッシュなメンバーも加わり、夏の暑気払いには県から森川専従、新年会にはOBをゲストに迎えるなど、相変わらず元気なブロック活動が展開できました。
  我がブロックの活動の継続性とその充実した内容を支えてきた、沿線各連協の専従事務局員のみなさんに改めて敬意を表します。日常の緊密な連携と、例年の経験の蓄積があってこそ、ブロックが新たな課題に取り組む力が生み出されることを実感した一年でした。
  話題は、指定管理者制度の先例となった和光市の「下新倉学童クラブ」に係る活動報告と情勢の分析、県基準活用促進事業を利用して施設拡充を実現した東松山市の取り組みの学習、労働法の原則を無視した日高市の委託基準改悪についての討論、上福岡市との合併を控えた大井町の問題などのほか、鶴ヶ島市や坂戸市で取り組むNPO法人運営の視点を紹介してもらったり、2千名近い入所希望を抱え独自に実践交流会を行っている川越市の実力を見せられたり、各地で「次世代育成支援地域行動計画」策定に取り組んだ成果を交流したり、と多彩な内容を取り上げて参加者それぞれの認識を深めることができました。

沿線のつどい
  12月12日、朝霞市「ゆめぱれす(市民会館)」において第24回となるつどいを開催しました( 内容はこちら、当日の様子はこちらをご覧ください(新座市学童保育の会ホームページへ)) 。地元市や社協などの十分な協力が望めない中で、地元朝霞市の父母を中心に新座市や和光市の父母・指導員が現地実行委員会を結成して奮闘してくれました。
  参加費を千円に値上げしたにも関わらず、310名の参加を得て大成功となりました。
  記念講演は『虐待・子どもの事件から−大人にできることは』と題し、埼玉新聞記者の小宮純一氏から、豊富な取材と深く子どもを見つめてきた視点からのお話を聞けました。 大人が作り上げる「ゆがみ」に巻き込まれ、信頼感を持てず成長する子どもたちの心のケアの重要性について、学童保育への熱い期待を語ってくださいました。
  各分科会も、70名を集めた「指定管理者制度」や助言者に県から薄井会長を迎えた「県運営基準と大規模問題」など、それぞれ充実した内容で行うことができました。
  来年は川越で開催する予定です。未だ関わりがない地域からも参加を広めましょう。 

(第33回埼玉県学童保育連絡協議会総会資料より)