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第21回埼玉県学童保育合宿研究会(3/3)

第21回埼玉県学童保育合宿研究会

  • 開催概要/「運営基準」に続いて保育内容についての規定づくりへ
  • 一日目のシンポジウム/「指導員の資格、研修カリキュラム、認証制度を考える」
  • 二日目の分科会/「学童保育保育指針素案」を検討する/大規模学童保育の問題を解決する/第3分科会:「指定管理者制度」と学童保育

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第21回埼玉県学童保育合宿研究会

2日目:以下の3つの分科会に分かれて学びます

第1分科会:「学童保育の保育指針素案」を検討する

【趣旨】学校放課後の生活の場である学童保育は、子どもたちにとって、一番自分が出せる場でありたいと願っています。そこのとは基本としつつ、どの学童保育であっても共通に大事にしたい保育の考え方や内容を打ち出していく必要があります。県連協として昨年度から「学童保育の保育指針」づくりを始めました。専門委員会で作成した「保育指針素案」について深めます。

【学びたいこと】「保育指針素案」についての討議を通じて (1)改めて「保育指針」作成の意義を確かめる (2)保育指針」の内容・ポイントを明らかにする (3)「指針」作成に当たっての留意点を明らかにする。

【進め方】

  1. 県連協「保育指針」検討委員会から素案の説明+質疑
  2. 「保育指針」を深める意味から、先行的に作成してきた地域・指導員会から報告(※案・飯能市指導員会、草加市指導員会) (1)作成の背景・理由 (2)「指針」の内容 (3)作成過程で討議になったこと 改めて考えさせられたこと (4)作成の意義 (5)県連協作成の「指針」に対する期待や注文・要望
  3. 討議
  4. まとめ

【世話人】薄井俊二(県連協会長)

第2分科会:大規模学童保育の問題を解決するために

【趣旨】学童保育は子どもたちの生活の場です。生活の場には自ずと、ふさわしい適正児童数の規模があります。「運営基準」では40人、厚生労働省の委託調査では30人としています。しかし、学童保育への需要と期待を反映して入所児童数が増え続けるのに比して施設整備が進まないことから、一方では待機児童問題が、一方で大規模問題が発生しています。大規模問題は、指導員数を増やせば解決する問題ではありません。適正規模に生活単位を分けていく、学童保育の分離・増設を進めていく以外にありません。

【学びたいこと】

  1. 大規模問題の現状と問題点を明らかにする

  2. 分離・増設をどう進めていくか?を明らかにする

  3. 大規模学童保育の中での工夫の方法についても交流し合う

【進め方】

  1. 趣旨説明
  2. 大規模に関わっての事例報告 (1)分離を実現した学童保育の例(※案・さいたま市蓮沼学童保育所) (2)2分割した学童保育の例(※案・草加市新田学童保育) (3)地域連絡協議会として増設を緊急課題と位置づけている例
  3. 討議
  4. まとめ

【世話人】志村伸之(県連協副会長)

第3分科会:「指定管理者制度」と学童保育

【趣旨】「指定管理者制度」とは、これまで、社会福祉協議会等公的団体に限られてきた「管理委託」先を、株式会社などにも「門戸開放」するものです。公立委託地域では06年9月までに「指定管理者制度を導入する」か「直営方式」に戻すかの選択を迫られます。県内の学童保育では、草加市で地域連協が基盤となってできたNPO法人が、和光市で(株)エヌアイサービスが、この制度によって指定されています。それ以外の地域でも、それも「管理委託」でなく「業務委託」形態で委託されている地域でも市町村が「指定管理者制度での実施」を言い出しているところが見受けられます。来年9月を1つのリミットとすると、今年度中に行政・議会等でこの仕組みを定める必要があり、その意味で今年が正念場の年です。

【学びたいこと】

  1. 「指定管理者制度」をめぐる現時点での状況と課題を明らかにする

  2. 正念場の今年、どう対応するかを地域の事例をもとに考え合う

【進め方】

  1. 基本的な講義
  2. 事例報告 (1)新座市学童保育の会 (2)(案)富士見市保護者連絡会 (3)その他
  3. 討議 (1)「指定管理者制度」を理解する (2)どう対応するか?
  4. まとめ

【講師・助言者】熊谷守朗(前埼玉県学童保育連絡協議会副会長、自治体研究者)

【世話人】小林鉄男(県連協副会長)