第33回総会議案書ダイジェスト版
- 2005年度の活動方針の重点より(1/2)/項目1〜4まで。
- 2005年度の活動方針の重点より(2/2)/項目5〜9まで。
- 埼玉県学童保育連絡協議会2005年度の主な活動内容/県連協の主な会議、行政施策改善、研修活動など
- 県連協の会議・委員会等/審議・執行機関、専門委員会、その他の組織等
第33回総会議案書ダイジェスト版
2005年度の活動方針の重点より(2/2)
- 三位一体改革・社会福祉基礎構造改革の流れを押し返し、次世代育成支援を大きな社会の流れにしていく
- 「埼玉県放課後児童クラブ運営基準(以下「運営基準」と称す)」に関して
- 「運営基準」の周知徹底をはかるとともに、さらなる改善点の検討を行う
- 「点検表」による「点検結果」を調査研究して、県内の学童保育施策の状況と課題を明らかにする
- 2005年度からスタートする「埼玉県子育て応援行動計画」(以下「コバトンプラン」と称す)が実効性のあるものになるような取り組みをする
- 「運営基準」「コバトンプラン」への取り組み等を通して、学童保育の認知度をより一層高め、理解を広げる
- 指導員の研修体制の充実と体系化を図り、保育力量の向上を図る
学童保育では、指導員が一人ひとりの子どもをしっかりと受け止め、適切な関わりを持つことが欠かせません。そうした指導員の役割を果たすためには、指導員自らが学ぶ姿勢を持ち、研鑽を積んでいく必要があります。保育実践を綴り検討する「学び」等の様々な研修を実施します。
また、研修の体系化や保育指針作りを進め、効果的な研修を目指します。
- 指導員研修カリキュラムや指導員の認証制度の検討
- 「保育指針」づくり
県のコバトンプランにも明記されている指導員研修カリキュラムや認証制度について、9月をめどに、県・大学研究者と連携した研究会を発足させ、検討を開始します。
保育の中身をまとめた「保育指針」については、年度内に「案」をまとめ、幅広い議論を進めます。
- 「モデル勤務規定」を作るなどして、指導員の雇用・労働条件の整備と均質・均等化を図る
指導員の保育力量の向上は、経験の蓄積によるところが大です。一定の雇用・労働条件の整備がなければ、指導員は定着せず、総体としての保育力量も蓄積・向上していきません。行政や社会全体への理解を広めつつ、指導員の労働条件改善に努めます。
特に、モデル勤務規定・働き方のルールなど、指導員の制度の整備に取り組みます。
- 障害児の豊かな放課後の生活を保障する仕組みを作る
障害児の放課後や長期休暇中の生活については、近年ようやく目が向けられるようになってきました。埼玉県の障害児施策は、他県に比して進んだところもありますが、現場の実態からすればまだまだ不十分です。 県施策の改善に取り組むとともに、各クラブでも障害児の受け入れを進めます。また、障害の程度や種類に応じたケアのあり方や、障害児と健常児とがともに豊かに過ごせる保育内容の研究を進めます。
障害児を対象とした「障害児学童保育」も、埼玉県内で25ヶ所あります。国の施策が不十分な中で、運営の悩みはより一層深刻です。埼玉県の障害児学童保育施策は、2005年度からは、養護学校ではない学校に通う障害児も補助の対象となる等、一定の前進が見られました。今後更に県施策の抜本的な見直しを迫るとともに、全国的な組織作りにも取り組み、国の施策作りを実現していきます。
- 県連協組織・事務局体制の充実を図る
埼玉県の学童保育の発展は、保護者・指導員のがんばりと連帯の賜ですが、それを形にしてきた連絡協議会の役割も大きなものがあります。県連協の活動を更に活発化させるために、以下の課題に取り組みます。
とりわけ今年度は、専従複数体制の実現と会費の値上げについて、来年度の総会で結論を出すことを目標に、それらの準備期間と位置づけて取り組みます。
- 学童保育の作り運動への支援、県連協加盟クラブの増
- HPの充実、メーリングリストの構築、IT化とペーパーレス化の促進
- 学童保育の現状把握と研究 −『日本の学童ほいく』誌の普及拡大と関連して−
- 個別クラブ・地域組織の相談活動
- 専従複数体制の検討と会費値上げの検討
- 子どもを真ん中に据えながら、保護者と指導員との連携を基礎にした活動を進める
学童保育の主人公は子どもたちです。その子どもたちの学童における豊かな生活は、保護者同士、指導員同士、そして保護者と指導員との相互理解・信頼関係を基に築かれるものです。子どもを真ん中にした「共同の子育て」を大切にして、学童保育の運営・活動に取り組みましょう。
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