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第33回総会議案書ダイジェスト版(1/4)

第33回総会議案書ダイジェスト版

「埼玉県コバトンプラン」推進キャンペーン協賛事業について

第33回総会議案書ダイジェスト版

2005年度の活動方針の重点より(1/2)

  1. 三位一体改革・社会福祉基礎構造改革の流れを押し返し、次世代育成支援を大きな社会の流れにしていく

    2004年度、三位一体改革の動きが学童保育施策にも波及してきました。幸い今回は軽度の被害に留まりましたが、次年度以降は全く不透明です。一般財源化の流れが進むと、市町村レベルでの判断により、福祉を必要としている人々に適切な施策が施されなくなる危険があります。

    一方、次世代育成支援政策は、「急務だ」と言われながらも、いざ財政措置を考えた具体策の段階に至ると、トーンダウンしてしまう傾向が見られます。次世代育成が国民的課題であることを認識した上で、実効性のある支援政策の実現へ向けて、必要な財源確保策も含めた抜本的な政策の転換・推進を求めていく必要があります。

  2. 「埼玉県放課後児童クラブ運営基準(以下「運営基準」と称す)」に関して
    1. 「運営基準」の周知徹底をはかるとともに、さらなる改善点の検討を行う

      2003年度に、埼玉県当局が学童保育の「運営基準」を策定したことは、大きな意味を持っています。県自らが定めた「運営基準」をてこに、抜本的な施策の改善、学童保育制度の確立を求めていきます。また「運営基準」のグレードアップへの働きかけも行います。

      2004年度に実施された「運営基準活用促進事業」は、2005年度も県で予算化されています。早期に準備に着手して、この事業を獲得するよう努めましょう。

    2. 「点検表」による「点検結果」を調査研究して、県内の学童保育施策の状況と課題を明らかにする

      −個別具体的課題としては「大規模問題」が急務−

    3. 「点検表」 と「点検結果」は、地域による学童保育施策の格差が一目瞭然となるものです。それぞれの地域で「点検結果」を分析し、施策向上のツールとして活用しましょう。

      多くある課題の中でも、大規模問題は喫緊の課題です。各種研究会などでも取り上げ、克服へ向けて取り組みます。

  3. 2005年度からスタートする「埼玉県子育て応援行動計画」(以下「コバトンプラン」と称す)が実効性のあるものになるような取り組みをする
    • 推進協議会に加わり、推進のために力を尽くす
    • 県が実施する「コバトンプラン推進キャンペーン」に参加する
    • 上記を通じて、コバトンプランを更にグレードアップする
  4. 「運営基準」「コバトンプラン」への取り組み等を通して、学童保育の認知度をより一層高め、理解を広げる

    上記の取り組みを通して、また行政・議会・社会全体への働きかけを通して、学童保育の役割や位置づけについての認知度を上げる取り組みをします。

  5. 指導員の研修体制の充実と体系化を図り、保育力量の向上を図る
  6. 「モデル勤務規定」を作るなどして、指導員の雇用・労働条件の整備と均質・均等化を図る
  7. 障害児の豊かな放課後の生活を保障する仕組みを作る
  8. 県連協組織・事務局体制の充実を図る
  9. 子どもを真ん中に据えながら、保護者と指導員との連携を基礎にした活動を進める

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