第34回埼玉県学童保育研究集会
- 開催概要
- 記念講演
- 学童保育入門/生活づくりを豊かに
- 子どもの見方を深める/障害児の理解を深める
- よりよい学童保育の条件・施策をつくる/第34回研究集会 特別企画
第34回埼玉県学童保育研究集会
子どもの見方を深める
- 6.生きる知恵と本物の学力を子どもたちに!【講師】渡辺恵津子(上尾市立西小学校教諭)
日本の子どもの「学力低下」が指摘され、文科省は「ゆとり教育」の見直しを言い出しています。「『できる』けれども『わからない』学力」「勉強すれど自信(自己肯定感)の持てない学力」??日本の学力政策はどうも成功していないようです。学校はどうなっているのか、何が問題なのか。そして、ヒトとして生きることに役立つ知恵と学力を育てるために親は学校は何をしたらよいかベテランの渡辺先生と考えます。 - 7.「学童保育の子が、我が子がわからない」とお悩みのあなたへ【講師】金子由美子(川口市立領家中学校養護教諭)
「うざい!」「死ね!消えろ!」言葉が荒い。すぐにキレる、手も出る。でも、家庭では別な顔も見せ「良い子」らしい?…「仲良し」を装わないといけない友だち関係、「よい子」を強いられる生活等でストレスを貯めているのでは…。思春期前期ともなるともっと分からない…。子どもの心を分かりたい。ベテランの養護教諭の金子先生と考えます。 - 8.親子で楽しくおいしく食べよ【講師】安藤節子(「たべもの文化」編集長)
「夜型生活」の影響で朝食を食べて来ない子、「ダイエット」と称してきちんと食事を摂らない子。生活習慣病などの食習慣の問題や食物アレルギーにアトピーの問題。今日、“食”をめぐる問題は実は深刻。本当は、規則正しく、家族して、おいしく栄養あるものを食べたいものです(現実はトホホですが…)。専門家の方と一緒に考えましょう。 - 9.ストップ!子ども虐待【講師】福田智雄(国際学院埼玉短期大学講師)
児童虐待が後を絶ちません。追いつめられた母子関係の問題も指摘されています。行政も虐待防止ネットワークづくりなどに力を入れ、学童保育にも相談が寄せらています。@児童虐待とは何か? A児童虐待の実態と対応 B大人として社会としてどう対応していくか 考えます。
障害児の理解を深める
- 10.障害児と一緒に育つ@【講師】小渕隆司(千葉県鎌ヶ谷市子育て支援センター)
働くことと子育ての両立には様々な苦労が伴います。子どもがハンディキャップを持つ場合であればなおさらです。それだけに、わが子が友だちと関わる中で変化・成長が見られると喜びもひとしおです。障害児の親の願いは何か、障害児を含めた生活をどうつくるか、学童保育と家庭とでどう協力し合うかについて学び合います。 - 11.障害児と一緒に育つA【講師】橋口亜希子(NPO法人えじそんくらぶ「静岡Wish」顧問)
落ち着かない、ひとの話が聞けない、言葉の前に手が出てしまう。けれど、実力がない訳ではない。「ちょっと気になる子」と言われる子ども。「LD」「ADHD」と特別扱いのレッテルを貼れば解決することではありません。そうした子どもをどう理解し、支援していくか、学童保育の生活の中で何ができるかを考えましょう。 - 12.障害児学童保育の分科会@【講師】清水 均(埼玉県立三郷養護学校教諭)
障害児学童保育は子どもの放課後の生活の場、親たちの家庭と生活を援助する場。国も、「放課後タイムケア事業」をスタートしました。数は増えていますが、保育内容をどうつくるか、施設の確保、指導員の厳しい労働条件等、課題もたくさん…。障害児学童保育とは何か、課題をどう解決するかをずっと関わってくれている清水先生と一緒に考えます。 - 13.障害児学童保育の分科会A【講師】谷森櫻子(“人間と性”教育研究協議会・障がい児サークル世話人)
障害児学童保育の対象は、小学部から高等部まで年齢幅の広い子どもたちです。ですから、思春期の子どもたちへの対応は悩ましい問題です。また「問題行動」と思われる行動に対しての対応も同様です。親として、指導員としてどう対応したらよいかを谷森先生と一緒に考えます。
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